自然とエネルギーが織りなす癒しの旅へ(熱田神宮:後編)

自然とエネルギーが織りなす癒しの旅へ(熱田神宮:後編)

信長塀の歴史的背景

神社の境内に入ると、ひときわ目を引く「信長塀(のぶながべい)」と呼ばれる美しい壁があります。

 

この塀は、戦国時代に織田信長が桶狭間出陣のおり、熱田神宮で必勝祈願を行っており、見事大勝利したため、その報恩として奉納したものです。

 

桶狭間の戦い

信長の軍勢はわずか二千、対する今川軍は二万五千。誰が見ても勝ち目がないこの戦。

 

信長の家臣が記した一次資料「信長公記」によると、信長が義元の布陣する桶狭間に近づくと天候が変わり、霰(あられ)や雹(ひょう)がまじった激しい雨が降り出し、今川軍は慌てて散らばってしまったので、織田軍の接近を察知できませんでした。

 

織田軍は「この合戦は熱田大明神の神慮による戦いだ!」と奮い立ったのです。

 

まさに熱田神宮が信長にパワーを与えた瞬間!

千載一遇のチャンス信長軍は一気に奇襲をかけ、義元の首級をあげたのです。

 

ちょっと前の言葉で言うならば「神ってる!」とでもいうのでしょうか。まさに歴史が変わった瞬間でした。

 

信長塀は、戦火の中を耐え抜き、現在までその姿を保っています。

 

この塀は日本の伝統的な建築技法「三和土(たたき)」が用いられており、土と瓦を交互に油で塗り重ね、まるでミルフィーユのような美しいデザインが特徴。

 

神仏を信じない信長が唯一、熱田神宮だけは信仰し、どれほど熱田神宮を崇敬していたかを感じさせる造形物ですね。

 

パワースポットとしての魅力

 

熱田神宮は、境内全体に神聖な気が満ちていると言われ、多くの人が「パワーをもらえる」と感じる場所です。

広い神域の中には、心を落ち着ける静かな森や、豊かな自然が広がっており、訪れるだけでリフレッシュできます。

特に信長塀の近くは、信長の強い意志が込められた場所として、力強いエネルギーが流れていると言われていますし、心を無にすると、そのエネルギーを感じることができます。

 


熱田神宮と信長塀は、歴史の中で多くの人々の祈りを受け止めてきた神聖な場所です。パワースポットとしてのエネルギーを感じながら、静かで美しいこの地で心を癒し、明日への活力をいただきましょう。

熱田神宮を訪れることで得られる心の安らぎとパワーは、日常生活において大切なエネルギー源になることでしょう。

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